みなさんこんにちは。
大阪府寝屋川市京阪沿線香里園駅から徒歩13分、寝屋川市駅から京阪バスで10分 寝屋川市にある歯医者、すが歯科矯正大人こどもクリニック寝屋川院です。

抜歯は、歯のトラブルから解放される一助となる重要な処置ですが、抜歯後のケアもまた重要です。
中でも、「ドライソケット」と呼ばれる症状は注意が必要です。ドライソケットは、抜歯部位が痛み、違和感を感じる状態を指し、その痛みはズキズキと大変辛いものとなります。

ドライソケットが起こる仕組み

まず、ドライソケットが発生する仕組みを理解しましょう。私たちの体は外傷が生じると、出血により傷口を保護します。
出た血は固まり、かさぶたのような役割を果たし、傷口を守ります。
抜歯も同様で、歯を抜いた穴に出血があり、それが「血餅(けっぺい)」と呼ばれるゼリー状の物質となり、傷口を覆います。
この血餅は外部からの刺激や細菌の侵入から骨を守り、傷口が自然に癒合するのを助けます。

ところが、出血が不十分または血餅が早く取れてしまうと、刺激が直接骨に及びます。
この刺激により、抜歯部位が炎症を起こし、激しい痛みが現れるのがドライソケットです。
ドライソケットは抜歯後に2~5%の確率で発生し、治癒には通常2~3週間かかります。

ドライソケットの兆候

ドライソケットは、以下の症状で識別することができます:
– 強い痛み: 抜歯部位から鋭い痛みが感じられ、周囲の組織も腫れることがあります。
– 悪臭や味の変化: 口内から不快な臭いや味がすることがあります。
– 血餅の喪失: 血餅が早く取れてしまうこともドライソケットの兆候です。

ドライソケットの治療とケア

ドライソケットが疑われる場合、速やかに歯科医院を受診することをお勧めします。
医師は適切な治療を提供し、痛みを軽減させます。治療には以下のようなアプローチがあります

– 抜歯部位の清掃: 医師は抜歯部位を清掃し、感染のリスクを軽減します。
– 痛みの管理: 痛みを和らげるために、鎮痛剤や特定の薬物が処方されることがあります。
– 定期的なフォローアップ: 医師は治療の効果を確認し、必要に応じてケアを調整します。

予防的なケア

ドライソケットを予防するために、以下の注意点を守りましょう
– 歯科医の指示に従う: 抜歯後のケアに関する歯科医の指示に従いましょう。
– 喫煙を避ける: 喫煙はドライソケットのリスクを高めることがあります。抜歯後は喫煙を避けましょう。
– 適切な食事: 柔らかくて栄養価の高い食事を摂ることで、傷口の早い癒合をサポートします。

抜歯後のケアは重要であり、ドライソケットの症状が現れた場合は、迅速な医療アクションが不可欠です。歯科医のアドバイスに従い、正確なケアを行い、抜歯後も快適な口内状態を保ちましょう。

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筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長　菅　良宜
治療理念
人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい