みなさんこんにちは。
大阪府寝屋川市京阪沿線香里園駅から徒歩13分、 寝屋川市駅から京阪バスで10分 寝屋川市にある歯医者、すが歯科矯正寝屋川院大人こどもクリニックです。
詰め物や被せ物が取れてしまった経験は、誰にでもあるかもしれません。実際、当院に来院される新患の方の約5人に1人は「詰め物・被せ物」の治療をご希望されています。本記事では、詰め物が取れてしまった時の応急処置や白い詰め物（セラミック）の種類、それぞれのメリット・デメリットなどを詳しくご紹介いたします。
さらに、詰め物や被せ物が取れてしまった場合の具体的な対処法や予防策、そして歯科医院で受けるべき治療方法についても解説します。詰め物や被せ物が取れた時にどうすれば良いかを知り、適切なケアを行うことで歯の健康を守りましょう。
詰め物・被せ物が取れた時の対処法
まず最初に知っておくべきことは、詰め物や被せ物が取れてしまった場合、できるだけ早く歯科医院に行くことが重要だということです。詰め物や被せ物が取れたまま放置しておくと、むき出しになった歯が汚れや細菌にさらされ、虫歯や歯周病などのリスクが高まります。
取れた詰め物は捨てずに保管
詰め物や被せ物が取れてしまった場合、その取れた物を捨てずに保管しておきましょう。詰め物が破損していなければ、再接着することで治療期間を短縮できる場合もあります。タッパーや袋に入れて持っていくと良いでしょう。
詰め物・被せ物が取れてしまう原因
詰め物や被せ物が取れてしまう理由はいくつかありますが、代表的な原因としては以下の4つが考えられます。
1. 詰め物の下にできた虫歯（二次カリエス）
詰め物や被せ物を装着した後でも、歯と詰め物の境目に細菌が侵入して虫歯が発生することがあります。これを「二次カリエス」と呼びます。二次カリエスが進行すると、詰め物や被せ物が浮き上がり、最終的に取れてしまうことがあるのです。
2. 接着剤の劣化
詰め物や被せ物は、専用の歯科用接着剤で取り付けられています。しかし、この接着剤も経年劣化してしまうため、時間が経つにつれて接着力が弱まり、詰め物や被せ物が取れることがあります。
3. 歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、詰め物や被せ物に過度な力がかかり、取れやすくなる傾向があります。特に夜間の無意識の歯ぎしりが原因となることが多いため、詰め物や被せ物が取れやすい人は、ナイトガードなどの使用を検討することもおすすめです。
4. 加齢による噛み合わせの変化
年齢とともに、歯や噛み合わせも変化していきます。噛み合わせが変わることで、詰め物や被せ物に異常な力が加わり、取れてしまうことがあります。特に高齢者では、歯のすり減りや歯茎の退縮によって噛み合わせが変化することが多いため、定期的に歯科医院で噛み合わせのチェックを行うことが重要です。
取れたまま放置してはいけない理由
詰め物や被せ物が取れてしまった場合、痛みがなくてもそのまま放置してはいけません。取れた箇所は、歯の弱い部分がむき出しになっている状態です。この状態を放置すると、以下のようなリスクが高まります。
1. 虫歯の再発
取れた箇所は、細菌や食べかすが溜まりやすい場所です。特にむき出しになった部分は細菌にさらされやすく、虫歯が再発するリスクが高まります。取れたまま放置すると、虫歯が進行し、さらなる治療が必要になることが多いです。
2. 噛み合わせの悪化
詰め物や被せ物が取れたままにしておくと、噛み合わせに異常が生じることがあります。長期間放置すると、隣接する歯が移動して噛み合わせが崩れ、最悪の場合、噛む力が片方の歯に過度に集中してしまい、歯全体のバランスが乱れてしまいます。
3. 歯周組織への影響
取れた詰め物の下に細菌が入り込み、歯茎や周囲の歯周組織にも悪影響を与えることがあります。歯周病の進行につながることもあるため、早めの処置が必要です。
自分で接着剤を使って応急処置は絶対にNG
詰め物や被せ物が取れた時に、家庭用の接着剤で自分で取り付けようとする方がいらっしゃいますが、これは絶対にやめてください。
歯科医院では、詰め物を再接着する前に、歯と詰め物の間に細菌が入らないように徹底的に殺菌と乾燥を行います。自分で接着剤を使ってしまうと、歯と詰め物の間に細菌が入り込み、治療に時間がかかり、最悪の場合は歯をさらに削らなければならなくなることもあります。
歯医者に行くまでの間の注意点
詰め物や被せ物が取れてしまったら、できるだけ早く歯科医院を受診することが理想的ですが、すぐに行けない場合は以下の点に注意してください。
1. 歯磨きを丁寧に行う
取れた箇所には汚れや細菌が溜まりやすくなるため、丁寧に歯磨きを行いましょう。ただし、取れた部分を強くこすらないように気をつけてください。
2. 取れた場所で硬いものを噛まない
取れた部分は歯が弱くなっているため、硬いものを噛むとさらにダメージを受ける可能性があります。取れた場所ではできるだけ物を噛まないようにしましょう。
3. 冷たいものや熱いものを避ける
取れた部分は神経がむき出しになっている場合があるため、冷たいものや熱いものを口にすると痛みが出ることがあります。食事の際には温度差のあるものを避けるようにしましょう。
4. 取れた詰め物をしっかり保管する
取れた詰め物は、タッパーや袋に入れて安全に保管しましょう。再接着できる場合もありますので、捨てずに持参してください。
詰め物・被せ物の種類と治療の選択肢
詰め物や被せ物にはさまざまな素材があります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、患者様の状態や希望に応じて適切な素材を選ぶことが大切です。
1. 銀歯
銀歯は保険適用の治療素材であり、比較的安価に治療が可能です。しかし、審美性に欠け、金属アレルギーのリスクがあるため、特に前歯には向いていません。
2. セラミック
セラミックは、見た目が自然で美しいため、審美性を重視する方におすすめです。また、劣化しにくく、長持ちしやすいのも特徴です。ただし、保険適用外のため、費用が高額になることがあります。
3. ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックとプラスチックの混合素材で、セラミックの審美性とプラスチックの柔軟性を兼ね備えています。保険適用になる場合もあり、比較的安価に治療が可能です。
まとめ
詰め物や被せ物が取れてしまった場合、早期の対応が重要です。取れたまま放置すると、歯の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、さらなる治療が必要になることもあります。ぜひ、詰め物や被せ物が取れてしまった際は、早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
当医院では治療技術はもちろん、患者さまの心と向き合い診療していくことが大事と考えています。
それは理事長 菅 良宜の治療理念である
「人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい」
という想いからです。
すが歯科矯正寝屋川院大人こどもクリニックでは24時間WEB予約を行っております。
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筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長 菅 良宜