歯の脱臼: 早急な歯医者の診察が必要な緊急事態

みなさんこんにちは。
大阪府寝屋川市京阪沿線香里園駅から徒歩13分、寝屋川市駅から京阪バスで10分寝屋川市にある歯医者、すが歯科矯正大人こどもクリニック寝屋川院です。
今回は「歯の脱臼」について解説していきます。

歯の脱臼は、けがや事故など外部からの力が加わり、歯があごの骨から完全に外れたり、歯があごの骨内で不安定になることを指します。
この状態では、歯をあごの骨（歯槽骨）に固定している歯根膜（歯の根の表面にある組織）が損傷しています。

歯の脱臼には「完全脱臼」と「不完全脱臼」の2つの主要な種類があります。

– 完全脱臼：歯が完全に抜け落ちる状態。
– 不完全脱臼：歯根膜の一部が損傷し、歯が正常な位置に戻らない可能性がある状態。

歯根膜が生きている場合、適切な治療によって歯を救うことが可能です。
しかし、歯根膜がすでに損傷してしまっている場合、歯の抜歯が必要になることがあります。
したがって、歯の脱臼が疑われる場合、できるだけ早く歯医者を受診することが非常に重要です。

歯の脱臼の症状や状況に応じて、以下のような治療が行われます。

1. 軽度の動揺の場合：歯を元の位置に戻し、安静にすることで治療を試みます。

2. 激しい動揺の場合：*歯を再植し、約1〜3ヵ月間、両隣の健康な歯と連結・固定して安静にします。

3. 位置がずれている場合：歯を元の正しい位置に戻し、安定させます。

4. 歯が倒れている場合：歯を元の位置に戻すことを試みます。

5. 歯が抜け落ちた場合：歯を保管し、できるだけ早く歯医者に連絡します。

歯を保管する際には、以下の点に注意してください。

– 歯の根の部分を触らず、軽く汚れを洗い流します（水道水で30秒以内）。
– 歯を元の位置に戻してみます。
– 歯を元に戻すことができない場合、唇と歯肉の間に挟んで保存するか、牛乳に浸けて保存します。

ただし、長時間水道水に浸けたり、薬液で消毒したりしないでください。これらの処置は歯根膜を損傷させる可能性があります。
歯根膜は乾燥に非常に弱く、口の外では生存できる時間が非常に限られています。

歯の脱臼は緊急の状況であり、早急な歯医者の診察と治療が不可欠です。
歯医者の指導に従い、適切な処置を受けることで、歯を助ける可能性が高まります。歯の健康は全体の健康にも影響を与えるため、歯のトラブルには真剣に取り組むべきです。

当医院では治療技術はもちろん、患者さまの心と向き合い診療していくことが大事と考えています。
それは理事長　菅　良宜の治療理念である
「人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい」
という想いからです。

すが歯科矯正大人こどもクリニック寝屋川院では24時間WEB予約を行っております。
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筆者

医療法人凌和会すが歯科矯正歯科

理事長　菅　良宜

治療理念

人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい