みなさんこんにちは。
大阪府寝屋川市京阪沿線香里園駅から徒歩13分、寝屋川市駅から京阪バスで10分 寝屋川市にある歯医者、すが歯科矯正大人こどもクリニック寝屋川院です。
今回はお口の健康を維持する上で親知らず(智歯)の役割とトラブル、そして適切な対処方法についてご説明させていただきます。
親知らずは、歯科において重要な要素であり、その適切な管理が必要です。
親知らずに関する正しい知識を持ち、問題がある場合には適切なアクションを取ることが重要です。
親知らずとは?
親知らず、または智歯(ちし)は、口の奥に位置する第3大臼歯です。
通常、永久歯は上下で合計28本ありますが、親知らずもこれに含まれます。
親知らずは、一般的には10代後半から20代にかけて生えてきます。
この歯はその特異性から「親知らず」と名付けられました。
なぜなら、他の永久歯が必ず乳歯の後に生えてくるのに対し、親知らずは乳歯が存在しないところから生えることが多いからです。
親知らずに関連するトラブル
親知らずが問題を引き起こす主な要因と、それに関連するトラブルについてご紹介します。
- むし歯
親知らずが斜めに生えたり、途中で成長が停止したりする場合、歯ブラシがとどきにくく、むし歯が発生しやすくなります。
また、親知らずと隣接歯の隙間に食べかすがたまりやすく、これが隣の歯にもむし歯を引き起こすことがあります。
- 歯肉の炎症
親知らずが斜めに生えたり、途中で成長が停止したりする場合、歯と歯肉の間に細菌や食べかすがたまりやすくなり、歯肉の炎症が起こることがあります。
これを「智歯周囲炎」と呼び、歯肉の腫れや痛みを引き起こすことがあります。
重度になると、口が開けにくくなることや、顔が腫れることもあります。
- 歯根の吸収
親知らずが手前の歯に圧迫をかけるように成長すると、手前の歯の歯根吸収(歯の根が溶ける現象)を引き起こすことがあります。
歯根吸収が進行すると、親知らずだけでなく手前の歯も抜歯する必要が生じる可能性があります。
- 口臭
親知らず周辺は清潔に保ちにくいため、口臭の原因になることがあります。
歯肉の炎症やむし歯、感染が口臭を引き起こす要因となります。
親知らずの抜歯後について
親知らずに問題がある場合、歯科医院では抜歯を勧めることがあります。
その際に気になってくるのは、抜歯したのちどのような症状が出てくる可能性があるのかという点かと思われます。
実際、抜歯後には2~3日程度、痛みや腫れが続くことがあります。この程度の期間であれば想定範囲ないで、歯科医院にて処方された痛み止めを服用することで快適に過ごすことが出来ます。
ただ、痛みが1週間程度長引く場合にはドライソケットという状態になっていることがあります。
ドライソケットとは、親知らずがあった場所から歯槽骨が露出した状態となっており、炎症が起きているこおおとを指します。
通常は抜歯後の穴には血が固まり、血餅となることで傷口がふさがりますが、それが通常通り起きなかった場合、穴がふさがらず、骨が露出し、ドライソケットになる可能性があります。
親知らずに関する問題は患者によって異なるため、個別の状況に応じた適切なアドバイスを受けることが大切です。また、親知らずの状態を定期的にチェックするために、定期的な歯科健診を受けることも忘れないでください。
すが歯科矯正大人こどもクリニック寝屋川院では24時間WEB予約を行っております。
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筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長 菅 良宜
治療理念