皆さん、こんにちは。
大阪府寝屋川市京阪沿線香里園駅から徒歩13分、寝屋川市駅から京阪バスで10分 寝屋川市にある歯医者、すが歯科矯正大人こどもクリニック寝屋川院です。
みなさん、むし歯は子供時代の問題だけだと思っていませんか?
実は大人、特に中高年になってもむし歯のリスクは高まるのです。今回は、中高年のむし歯について、特に「根面う蝕」という問題点を取り上げ、その原因と予防策について深掘りしてみたいと思います。
中高年とむし歯
一生の間にむし歯になりやすい時期が3度あると言われています。中高年の時期もその中の一つとされています。特に中高年では、歯の根元、つまり根面にできるむし歯「根面う蝕」が増加しているのです。
平成17年度の「歯科疾患実態調査」によると、35歳以上の層でむし歯が増えているというデータがあります。若い世代ではむし歯の発生が減少している一方で、中高年層ではむし歯が増加傾向にあるのです。
「根面う蝕」の主な原因
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象牙質・セメント質の弱さ
中高年になると、歯の根が徐々に露出してきます。これは歯肉が退縮するためで、この露出した部分はエナメル質よりも酸に弱いのです。エナメル質はpH5.5以下で溶け出し始めますが、象牙質やセメント質はpH6.2程度で既に溶け出し始めます。 -
唾液の分泌量の減少
唾液は口内を清潔に保つ働きがあり、むし歯の予防にも役立っています。しかし、加齢と共に唾液の分泌量は減少してしまい、それにより口内環境の保護力が低下してしまいます。 -
お手入れの不足
仕事や日常生活の忙しさから、適切な歯のケアがおろそかになることが多くなります。この結果、歯石や歯垢がたまりやすくなり、むし歯のリスクが増加します。 -
不規則な飲食
ストレスや口寂しさから、砂糖を多く含む飲食品を取り入れることが増えてくると、むし歯のリスクが高まります。
「根面う蝕」を予防するためのポイント
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日常のケアを徹底する
日常的なブラッシングやデンタルフロスを使用し、歯と歯茎のケアを徹底的に行うことが大切です。 -
定期的な歯科検診を受ける
むし歯の初期段階や歯石の除去など、定期的な検診を受けることで早期発見・早期治療が可能となります。 -
食生活の見直し
砂糖を多く含む飲食品の摂取を控えることで、むし歯のリスクを低減することができます。
まとめ
むし歯は生涯にわたる問題であり、中高年になってもそのリスクは存在します。「根面う蝕」というむし歯に注意し、適切なケアと予防で健康な口内環境を保ちましょう。
気になる方は、ぜひ一度以下からご予約お待ちしております!
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