根管治療を行う際に重要となるのが診査・診断です。
原因をしっかりと確定させることで、正確な治療計画を立てることが出来ます。
今回はその中でも『痛みの種類』についてお話します。
正常な歯髄(歯の内部の神経)は、自発痛(動作に関係なく常に痛みがある、痛みに波がある)や冷温痛(冷たいものや温かいものに触れたときの痛み)などの症状がなく、正常な歯髄反応を示すものです。
しかしその他の歯髄の炎症だと、
可逆性歯髄炎:歯髄組織の炎症がむし歯の治療などで正常歯髄に戻ることができる歯髄炎です。症状としては一過性の痛みがあり、エックス線写真においてむし歯の進行状況を確認します。
症候性不可逆性歯髄炎:自発痛、温痛、打診痛(歯を軽く叩いたときに響く痛み)などがある歯髄炎です。痛みが強くでることが多く、エックス線写真においてむし歯の進行状況を確認、歯根膜腔の拡大の注意が必要です。
無症候性不可逆性歯髄炎:症状は出ていないが、不可逆性歯髄炎が起こっている歯髄炎です。痛みなどがない状態ですが、症候性不可逆性歯髄炎と同様にエックス線写真においてむし歯の進行状況を確認、歯根膜腔の拡大の注意が必要です。
歯髄壊死:歯髄が死んでおり、反応がなくなった状態です。エックス線写真ではむし歯の進行状況と根尖病巣(歯の根っこの先の感染症)が有るか確認をします。
※歯科臨床まずはここから!根管治療:医歯薬出版株式会社 抜粋
上記の症状において、必ずしも根管治療になるとは限りませんが適応になることが多いです。
その他にも経過日数や痛みの度合いなど総合的に判断をして治療をしていきます。
根管治療の詳しい内容は
https://www.suga-dent.com/endodontic/
根管治療専用サイトをご覧ください。
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