2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
う蝕(虫歯)の発生には、いくつかの要因が関与しています。これを視覚的に示したモデルが、Newbrunの4つの輪です。このモデルでは、各要因が相互に作用し合うことで、う蝕が進行する様子が表されています。
1. 歯の質 歯の質とは、歯のエナメル質や象牙質の状態を指します。エナメル質がしっかりしていると、う蝕になりにくいです。フッ化物入りの歯磨き粉を使用したり、定期的な歯磨きを行うことで歯の質を保つことが大切です。
2. 食事 糖分の多い食事や飲み物は、う蝕のリスクを高めます。糖分は口腔内の細菌によって酸に変わり、これがエナメル質を溶かすためです。食事の内容や摂取頻度を意識することが重要です。
3. 細菌 ミュータンス菌などの細菌が糖分を分解し酸を生成します。酸はエナメル質を侵食し、虫歯の原因となります。プラーク(歯垢)の蓄積があると、細菌がさらに活発になりう蝕が進行します。
4. 時間 これらの要因が長期間にわたり影響を与えると、う蝕のリスクが増大します。特に糖分を頻繁に摂取し、適切な歯磨きが行われない場合、虫歯が進行しやすくなります。
WHO(世界保健機関)は、1日のエネルギー摂取量の10%未満に糖類の摂取を制限することを推奨しています。また、5%未満、つまり約25g(ティースプーン6杯分)まで減らすと、さらに健康に良いとされています。ここで制限されている糖類とは、加工食品に含まれる砂糖や果汁に含まれる糖などを指します。
高糖分食品や粘着性のある食品は虫歯のリスクを高めます。チョコレートやキャラメルのような食べ物が長時間歯に残ることで、細菌が酸を作りやすくなるためです。また、炭酸飲料も砂糖を多く含んでおり、酸性度も高いためう蝕の原因になります。
フルーツや野菜は、噛むことで唾液の分泌を促し、口内の酸を中和する効果があります。また、乳製品(特にチーズ)は、歯の表面に保護膜を作り、虫歯菌の付着を防ぎます。
以下の3つの習慣を気を付けていきましょう。
子どものう蝕予防には、食事やおやつの選び方、食習慣の見直しが大きな役割を果たします。
門真市・守口市で根管治療・インプラント治療・矯正治療・歯茎移植(歯肉移植)に強い歯医者、すが歯科矯正歯科 門真守口院 大人こどもクリニックでは
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執筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長 菅 良宜
治療理念
人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい
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