歯茎の移植術(再生治療):歯肉移植術で採取する側の歯肉とその必要性について

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皆さんこんにちは。
大阪府門真市京阪沿線西三荘駅から徒歩2分、門真市・守口市で根管治療・インプラント治療・矯正治療・歯茎移植(歯肉移植)に強い歯医者、
すが歯科矯正歯科 門真守口院 大人こどもクリニックです。

すが歯科矯正歯科では、歯肉退縮(歯茎がさがってしまった状態)に対する見た目の改善を目的とした歯周形成外科(さがった歯茎を再生させたり、うすい歯茎をあつくしたり、小帯を切ったり、かたい歯茎を移植する手術のこと)を積極的におこなっています。
歯周形成外科つまり歯肉移植:根面被覆(歯茎の再生治療)をおこなうことで歯茎がさがってしまったことによる見た目の問題や知覚過敏の改善が可能です。

 

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本日は歯肉移植術で採取する側の歯肉とその必要性についてのお話をしていきます。

移植片の採取部位、つまり供給部位としては口蓋粘膜部、上額結節部、欠損歯槽堤部が代表的です。
なかでも、もっとも高頻度で探取される部位は口蓋粘膜部です。というのも、この部位はよほどのことがない限り少なからず結合組織が存在し、採取しやすいからです。

口腔内写真

歯肉移植術では供給部位が存在し、そこから良質な結合組織が採取されて初めて成立します。
したがって移植片をどの部位から採取するか、どのくらいの移植片が必要であるか、術式選択の前に、該当部位の厚み、状態を測定・評価して注意深く供給部位を選択する必要があります。

口蓋粘膜からの採取は、おおむねあらゆる患者に適応できることから、供給部位としては第一選択となります。
口蓋粘膜は、重層角化上皮により覆われる結合組織層を持ち、その直下には口蓋骨との間に脂肪および腺組織の粘膜下層が存在しています。
口蓋粘膜の厚みはそれぞれ患者により異なりますが移植を目的とする供給部位として利用できるのは
3mm以上の厚みがあればなお良いです。


Zucchelli
によれば、

1小白歯部(特に第一小向歯部)は、不十分な口蓋線維粘膜厚さ、脂肪および組織の割合が多すぎるので理想的な移植片採取部位ではない。

2第二小日歯から第一大臼歯部の遠心周辺までは理想的な採取部位であるが結合組織の厚さが十分あるとは限らないので注意を要する。

3第二大臼歯周辺は結合組織の理想的な供給源であるが、大きな血管に近いために採取には限界がある。

とされており、このことを注意して歯肉移植術にあたります。

ZucchelliG[]GoriG[イラスト]、沼部電博[監訳]。イラストで見る天然歯のための審美形成外科。東京:クインテッセンス出版.2014

患者さまから採取する歯茎はどうなるのですかという質問がよくされます。

採取された部位は高い確率で元に戻ります。

Harrisらによれば、同一部位から2回にわたり採取した結合組織片を用い行った60名の患者の根面被覆術の比較評価を行っており、その結果、平均根面被覆量は1回目95.1%2回目98.2%であり、統計学的有意差があったとしています。
1回目と2回目の処置の間隔は2ヵ月以上であり、これらの結果を見ると、複数回の処置は可能で、かつ2回目の採取の方が、より結果を出しやすいことが示唆されます。
つまり、複数回、歯肉移植で移植する歯茎を採取できることが可能となります。

HarrisRJ.HarrisLE.HarrisCR,HarrisAJ.Evaluationofrootcoveragewithtwoconnectivetissuegraftsobtainedfromthesamelocation.IntJPeriodonticsRestorativeDent2007:27(4):333-339

根面被覆術において口蓋粘膜の結合組織を併用する優位性については、使わない時と比較して成功する確率が高く、術後の歯肉退縮量も少ないという報告や角化歯肉幅の増大が見込めるといった報告があります。また2015年のAAPのシステマティックレビューでにおいても、結合組織の併用は平均根面被覆率と完全根面被覆率が高く角化歯肉幅の増大が認められたとされており、口蓋粘膜から結合組織を採取することが重要だと思われます。

CairoF.NieriM,PagliaroU.Efficacyofperiodontalplasticsurgeryproceduresinthetreatmentoflocalizedfacialgingivalrecessions.Asystematicreview.JClinPeriodontol2014:41Suppl15:S44-62.

CortelliniP.TonettiM,BaldiC.FrancettiL.RasperiniG.RotundoR.NieriM,FranceschiD.LabriolaA.PratoGP.Doesplacementofaconnectivetissuegraftimprovetheoutcomesofcoronallyadvancedflapforcoverageofsinglegingivalrecessionsinupperanteriorteeth?Amulti-centre.randomized,double-blind.clinicaltrial.JClinPeriodontol2009;36(1):68-79.

Pini-PratoGP.CairoF.NieriM.FranceschiD.RotundoR.CortelliniP.Coronallyadvancedflapversusconnectivetissuegraftinthetreatmentofmultiplegingivalrecessions:asplit-mouthstudywitha5-yearfollow-up.JClinPeriodontol2010:37(7):644-650

daSilvaRC.JolyJC,deLimaAF.TatakisDN.Rootcoverageusingthecoronallypositionedflapwithorwithoutasubepithelialconnectivetissuegraft.JPeriodontol2004:75(3):413-419.

ChambroneL.TatakisDN.Periodontalsofttissuerootcoverageprocedures:asystematicreviewfromtheAAPRegenerationWorkshop.JPeriodontol2015:86(2Suppl):S8-51.

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すが歯科矯正歯科は年間症例平均100件。

歯肉退縮(歯茎がさがってしまった状態)に対する見た目の改善を目的とした歯肉移植を積極的におこなっています。

歯肉移植をおこなうことで歯茎がさがってしまったことによるさまざまな問題を改善できます。

当医院では治療技術はもちろん、患者さまの心と向き合い診療していくことが大事と考えています。

それは
理事長 菅 良宜の
治療理念
人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい
という想いからです。

大阪で歯肉退縮、歯茎がさがっている、歯が長くなったなどの症状でお困りなら
電車で京橋からなら8分,
守口市駅からなら1分の
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カウンセリングは無料になります。お気軽にご相談ください。

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歯茎がさがってお悩みの方に
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筆者

医療法人凌和会すが歯科矯正歯科

理事長 菅 良宜

治療理念

人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい
すが歯科矯正歯科守口門真院の院長

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