歯肉退縮とは？考えられる原因を徹底解説‼

歯肉退縮とは？考えられる原因を門真・守口の歯医者が徹底解説‼

ホーム >
ブログ >
歯肉退縮とは？考えられる原因を門真・守口の歯医者が徹底解説‼

皆さんこんにちは。大阪府門真市京阪沿線西三荘駅から徒歩2分、門真市・守口市でインプラントと矯正に強い歯医者、すが歯科矯正歯科門真守口院大人こどもクリニックです。

皆さんは「歯肉退縮」という言葉を聞いたことがありますか？歯肉退縮とは歯茎が後退してしまう現象であり、「歯が長くなった気がする」「歯茎が下がったきがする」「食べ物が歯と歯の間に良く詰まる」と思っている方がなっている可能性のある病気です。

この歯肉退縮を放置するとさまざまな大きな症状を引き起こす可能性があります。

そこで、この記事では、「歯肉退縮」とは何かについて詳しく解説し、その原因について徹底的に解説していきます。

歯肉退縮とは？

歯肉退縮とは、歯茎が後退して歯の根本の部分が露出する状態のことを指します。

この現象によって歯が長く見えたり、歯槽骨の減少が生じたりすることがあります。

歯槽とは、歯の根元の部分がはまるあごの骨の穴のことを指し、歯槽骨はそれを作っている骨のことを指します。

歯槽骨によって、歯の根本部分は支えられている状態で、歯槽骨と歯の根本部分の間には衝撃を和らげるためのクッションのような役割をしている歯根膜という組織もあります。

歯茎が下がることで歯の安定性や審美性に影響を及ぼす可能性があります。歯肉退縮は歯周病や誤った歯みがきの方法、噛み合わせの問題などが原因となることがあります。適切なケアや予防策を行うことで、歯肉退縮のリスクを軽減することができます。

歯肉退縮の詳細な原因

①歯周病:

歯周病は歯肉退縮の主要な原因です。歯周病は歯垢や歯石が歯茎に蓄積し、それによって引き起こされる炎症です。この炎症が慢性化すると、歯茎が徐々に後退し、歯根が露出します。歯茎が引っ込むことで、歯の支えである歯槽骨も減少し、歯が揺れる原因ともなります。

②誤った歯みがきの仕方:

過度な力での歯みがきや歯ブラシの硬さなどが、歯肉退縮を招くことがあります。歯を磨く際には歯ブラシの毛先が開かない程度で過度な力を加えないよう注意し、柔らかめの歯ブラシを使用しましょう。一か所あたり、おおよそ20回以上は歯を磨くようにしましょう。毛先を歯の表面にあてつつ、小刻みに動かすのがいい歯磨きの仕方です。

③歯の対咬過剰:

歯の上下の噛み合わせに問題がある場合、噛み合わせによって歯茎に過度の圧力がかかり、その結果、徐々に歯肉退縮が進行することがあります。

④喫煙:

タバコに含まれる有害物質は、歯茎の血行を悪化させることが知られています。血行が悪くなることで、歯肉の健康が損なわれ、退縮が進行する可能性があります。喫煙を行うことで、歯垢が付きやすくなったりし、歯周病が進行しやすくなることで歯ぐきが下がりやすくなります。

⑤歯の矯正治療:

歯の矯正治療を行っている場合、稀に歯肉が退縮する恐れがあります。矯正治療によって過度な力を歯にかけることで、歯槽骨の吸収を引き起こされ、結果的に歯ぐきが下がってしまう場合があります。

⑥加齢:

年齢とともに歯肉は徐々に後退する傾向があります。老化による組織の変化は避けられませんが、適切なケアと予防策で進行を遅らせることができます。

⑦ホルモンの変化:

妊娠や更年期など、ホルモンの変化によっても歯茎が影響を受け、退縮が起こることがあります。特に妊娠中の女性は歯茎に対して大きな変化が出ることがあります

⑧遺伝的要因:

一部の人は遺伝的な要因によってそもそも歯茎が薄い状態で生まれている場合があり、そのために退縮が起こりやすい場合があります。