矯正を行っていると歯茎が下がることがある？歯科医師が教える歯肉退縮と矯正の関係性

皆さんこんにちは。大阪府門真市京阪沿線西三荘駅から徒歩2分、門真市・守口市でインプラントと矯正に強い歯医者、すが歯科矯正歯科 門真守口院 大人こどもクリニックです。

近年、歯列矯正は、美しい歯並びを手に入れるための一助として多くの人に選ばれています。中でも、「インビザライン」などを代表とするマウスピース矯正装置が世界中で大人気です。

しかし、中には矯正治療を行うと「歯並びは改善されるけれど、歯茎が下がってしまうのでは？」という疑問を抱く方もいることでしょう。

この疑問については、「歯肉退縮」という現象と深く関わっています。本記事では、歯列矯正と歯肉退縮の関係について詳しく解説します。

歯肉退縮とは？

歯肉退縮とは、歯の周囲を取り巻く歯茎や歯周組織が後退し、歯の付け根部分（歯根）が露出してしまう状態を指します。

主な原因としては加齢や歯周病が挙げられます。特に、歯周病を経験したことのある方は、もともと歯茎の下がりやすい傾向があるため、歯列矯正を行う際には注意が必要です。

歯列矯正と歯肉退縮の関係

歯列矯正における歯肉退縮のリスクは、個人差がありますが、いくつかの要因が影響を与えることが知られています。

①歯槽骨の厚みと形状

歯槽骨（しそうこつ）とは、歯を支えている骨組織のことを指します。

歯は歯槽骨の中に埋まっており、歯槽骨は歯を固定していたり、噛む力を分散していたりするために非常に重要です。

歯槽骨は顎の骨であり、上顎（上の歯が並ぶ部分）と下顎（下の歯が並ぶ部分）それぞれに存在します。

そんな歯槽骨の厚みや形状は、歯肉退縮のリスクに影響を与えます。

歯槽骨が薄い場合や形状が不均一な場合、矯正による圧力が歯茎に集中しやすくなり、歯肉退縮が進行する可能性が高まります。

②力のかかり方と適切な矯正装置の選定

矯正治療に使用される装置やワイヤーの種類、力のかかり方も歯肉退縮に影響を与えます。

力が均一にかかるように調整することや、適切な装置の選定は、歯茎の健康を保つために重要です。

③患者の歯茎の状態と歯周組織の健康

歯茎の健康状態や歯周組織の状態も歯肉退縮に影響を及ぼします。

矯正治療を始める前に歯周炎や歯周病などの問題がある場合、それが歯肉退縮の進行を促す要因となることがあります。

対処法と予防法

歯列矯正を受ける際に歯肉退縮を予防するためには、以下の対処法や予防法が役立ちます。

①適切な歯科医師の選定

歯列矯正を行う際は、経験豊富な歯科医師を選ぶことが重要です。

適切な力のかかり方や装置の選定、矯正プランの立案が、歯肉退縮のリスクを減少させる一因となります。

当院では「歯肉退縮」の専門的な治療を行っており、蓄えたノウハウや確かな技術でお応えすることができます。

②定期的な歯科検診

歯肉退縮を予防するためには、定期的な歯科検診が欠かせません。

歯茎の状態や歯周組織の健康を確認し、早期に異常があれば適切な処置を行うことが大切です。

③適切なオーラルケアの習慣化

適切な歯磨きやフロスの使用、マウスウォッシュの活用など、オーラルケアの習慣化も歯肉退縮の予防に役立ちます。

過度な力をかけず、優しく歯をケアすることがポイントです。

④歯茎を健康的に保つ食生活

栄養バランスの取れた食事は、歯茎の健康を保つために重要です。

特にビタミンCやビタミンE、ビタミンB2や食物繊維を含む食品を摂取することは、歯茎の組織を強化し、歯肉退縮のリスクを軽減するのに役立ちます。

具体的には小松菜、リンゴ、カリフラワーなどです。

まとめ

歯列矯正と歯肉退縮の関係性は、個人の特徴や治療の方法によって異なりますが、適切なケアと予防策を講じることで、歯肉退縮のリスクを軽減することが可能です。

歯科医師との綿密な相談や定期的な歯科検診を通じて、美しい歯並びを手に入れるためにも歯肉の健康を守りましょう。

当院では、マイクロスコープや拡大ルーペなどの最新機器を取り揃えることで症状と原因をしっかりと見定め、患者さま一人一人に合った適切な再生治療を行なっていきます。

「歯が長くなった気がする」「歯ぐきがやせてきた」とお思いの方は是非お気軽にすが歯科矯正歯科 門真守口院 大人こどもクリニックにご相談ください。

門真市、守口市でインプラントと矯正に強い歯医者、すが歯科矯正歯科 門真守口院 大人こどもクリニックでは24時間Web予約を受け付けております。

気になる点がある方は、ぜひ一度以下からご予約お待ちしております！

https://apo-toolboxes.stransa.co.jp/user/web/675/reservations

歯肉退縮の専門サイトはこちら

https://www.suga-dent.com/gingival/

筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長　菅　良宜
治療理念
人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい

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