2024/10/28
インプラントの寿命について
皆さんこんにちは。大阪府門真市京阪沿線西三荘駅から徒歩2分、門真市にある歯医者、すが歯科矯正歯科門真守口院大人こどもクリニックです。
歯の喪失は、見た目や咀嚼機能だけでなく、自信や生活の質にも大きな影響を与える問題です。幸いにも、現代の歯科医療では、インプラントという革命的な治療法が歯の補完に用いられています。しかし、多くの人が気になるのが、インプラント治療の痛みや腫れです。この記事では、インプラント治療の概要から痛みに関する情報、そして痛み、腫れへの対処法まで詳しく解説します。
インプラントとは?
インプラントは、失われた歯を補うために金属でできた人工的な歯根を顎の骨に埋め込む治療のことです。金属を埋め込むといっても金属の中でも特に身体親和性が高いチタンを用いているので金属アレルギーやその他の問題が起こる心配はほぼありません。さらに、このチタンという金属は時間をかけて骨と結合してしまう性質があり、この性質をうまく利用して、人工の歯を固定します。
この治療法により、まるで自然な歯のような見た目や咀嚼機能の回復を図ることができます。
インプラント治療の痛みについて
①インプラント手術時の痛み
インプラント治療の中で最も痛みを感じる可能性があるとみなさまが不安に感じられているのが、手術の際かと思います。しかし、一般的には麻酔が使用されるため、手術中は痛みを感じることはほとんどありません。
②インプラント手術後の痛み
インプラントの手術直後は麻酔が効いているので基本的には痛みはなく、感じたとしても少しの違和感かと思います。ただ、麻酔が徐々に切れていくのに従って痛みや腫れが出てきます。手術後はほとんどの場合、治療を行った歯科医院にて痛み止めが処方されると思いますので用法を守ったうえで適切に服用することで痛みは和らぐと思います。一般的に手術後の痛みは2~3日で徐々に引いていき、1~2週間程度で完全に痛みが無くなる場合が多いです。しかし長い期間、痛みが引かなかったり、腫れが続く場合にはインプラントやインプラントの周りの歯肉、もしくは傷口に何らかの問題が生じている可能性があります。そのような場合には早急に、かかりつけの歯科医院にご相談ください。
③インプラント治療完了後の痛み
インプラントの埋入が完了し、インプラントの治療が終わったように思った場合にもインプラントを埋入した箇所やその近辺から痛みが発生する場合があります。この場合にはインプラント歯周炎という病気の可能性が高いです。インプラント歯周炎とはインプラント治療を完了したのち、適切な頻度で歯科医院に通わず、メンテナンスを怠った結果として発生することが高い病気です。この病気は細菌がインプラントと歯肉の間に侵入することで発症します。インプラント歯周炎になったばかりの初期段階では歯磨きをした時にインプラントと歯肉の間から血が出てくるようになります。それでもその初期症状に気づかずに放置をしてしまうと、インプラントと歯肉の間が腫れたり、膿んできたりします。そのようにならないためにもインプラント治療後も定期的な歯医者への通院が必要になるのです。
インプラント治療中の腫れへの対処法
インプラント治療後には、顎や顔の周りに軽度の腫れが生じることがあります。これは通常、手術後2〜3日間でピークに達し、その後徐々に減少していきます。腫れを軽減するためには以下の対処法が役立ちます。
①冷却療法: 手術後すぐに、氷をタオルで包んで腫れた部分に当てることで、腫れを抑えることができます。
②上半身を高い位置に置く: 寝る際は、上半身を心臓よりもやや高い位置に保つようにしましょう。これにより、血流の循環を抑え、腫れを抑えることができます。
③処方された薬の使用: インプラントの治療を行った歯科医院から処方された鎮痛剤や抗炎症薬を適切な容量で適切なタイミングに使用することで、腫れや痛みを緩和できます。
まとめ
インプラント治療は、歯の喪失を補うための革命的な方法です。手術時や治癒期間中には軽い痛みや腫れが生じることがありますが、適切な対処法を用いることでこれらの症状を軽減できます。最終的な結果として、見た目や咀嚼機能の回復を手に入れ、健やかな口腔状態を維持しましょう。治療に関する疑問や不安は、歯科医師としっかり相談することが大切です。
当院では日本口腔インプラント学会専門医とアメリカインプラント学会専門医の資格を持つ理事長が直接対応させていただきます。
質のいい、痛くないインプラント治療を行いたい方は是非お気軽にお問い合わせください。
患者様の人生をより良い方向へ変えられるよう尽力いたします。
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