2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
「舌ストレス」という言葉を聞いたことがありますか?
現代人は咀嚼回数の減少により、下顎の歯がゆったりとしたU字型のアーチではなくなっている人が多く、
舌が収まるスペースが狭くなっています。しかし、舌の大きさは20万年ほど前からそれほど変わっていないと言われています。
舌が収まるスペースが狭くなることで、舌に歯のとがった部分などが当たり、
傷つきやすい状態になり、舌にストレスがかかります。これが舌ストレスです。
舌に歯の跡がついていたり、舌に口内炎がよくできるような場合、
舌にストレスがかかっている可能性があります。
歯が内側に傾いていて舌に歯が当たるなど、慢性的な舌への刺激は、舌癌の危険因子として挙げられます。
舌癌と診断される人はここ30年間の間に3倍になっており、舌への慢性的な刺激には注意が必要です。
食事の時に噛む回数を調べた報告によると、戦前に比べて噛む回数・食事をする時間は約半分になっているそうです。
昔に比べて柔らかい食べ物が好まれ、咀嚼回数が減ることで顎の発達が十分でない子供たちが増えています。
子供の頃からしっかりと噛んで顎をしっかり成長させることが大切です。
執筆者:院長 森川貴史
医療法人凌和会
すが歯科・矯正歯科 門真守口院 大人こどもクリニック
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