2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
コロナ以前から、2人に1人が一生のうちで一度は経験すると言われている顎関節症ですが、
コロナ禍になり顎関節症の症状を訴える人が急増しています。
コロナ禍の顎関節症の特徴として、重症化してからの受診が多いことがあげられます。
普段からマスクをしているために、口を開ける機会が減っており、症状が進行するまで気が付かないことが多いようです。
〇こんな症状、あなたは大丈夫ですか?
・口を動かしたときに顎の関節から音がする
・顎の関節やほほのあたりの筋肉が痛い
・口が大きく開かない(人差し指・中指・薬指を縦にして口の中に入れたとき、指3本分口が開かない)
1つ以上あてはまれば顎関節症である可能性が高いです。
これらに当てはまる場合は、歯科への受診をおすすめします。
〇顎関節症になる原因
顎関節症は、顎への負担が許容量を超えてしまったときに発症します。
顎への負担といえば、くいしばりや歯ぎしり、噛み癖(片側で噛んでいる)などが
イメージしやすいですが、それだけではありません。
意外に思うかもしれませんが、うつぶせ寝やほおづえ、枕が高い、決まった方向を向いて寝る、
というようなことでも顎に負担がかかります。
また、歯列接触癖(TCH:通常離れているはずの上下の歯を無意識に接触させる癖)を持っていると
顎関節症になるリスクは2倍になります。上下の歯が軽く接触しているだけでも、顎にとっては大きな負担になるのです。
〇コロナ禍で顎関節症が増えているのはなぜ?
コロナ禍の生活スタイルの変化などで顎への負担が増えていることが考えられています。
コロナ禍でスマホを利用する時間が増えたことが、原因の1つであると言われています。
スマホの長時間使用で、猫背になり、顎の位置が前方にくることで関節の骨が前にずれ、顎への負担となります。
定期的に姿勢を正し、ストレッチを挟むなど工夫し、顎への負担を減らしましょう。
一日中マスクをしていることで、無意識な噛みしめが起こりやすく、また、圧迫感などからお口周りが
知らず知らずのうちに緊張していることもあります。
マスクを外した時には一度大きく口を開け、顎の筋肉をリラックスさせてあげると良いでしょう。
また、コロナに関係する様々な不安やストレスにより、
歯ぎしりや噛みしめが増えているのではないかとも考えられています。
〇気になる症状は早めに相談を
顎の違和感や痛みは早期に治療した方が治りも早いです。慢性化してしまうと治療に数年かかることもあります
。気になる症状がある場合は早めに受診しましょう。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科
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