2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
子どもの歯をむし歯から守るため、むし歯をつくらないためのポイントをご紹介します。
・乳歯はむし歯になりやすい
赤ちゃんの歯は、生後7~8カ月頃になると生えはじめ、2歳半~3歳ごろに乳歯が生え揃います。
乳歯は、永久歯と比べてエナメル質が柔らかく薄いため、むし歯になりやすく、
一度むし歯になると進行が早いため注意が必要です。
・乳歯のむし歯は永久歯にも影響
「乳歯はそのうち生え変わるから」「むし歯ができても大丈夫」、なんて考えるのは大きな間違いです。
乳歯のむし歯を放置していると、永久歯にも影響がでてきます。
乳歯にむし歯があると、お口の中のむし歯菌が増えてしまうため、
新しく生えてくる永久歯もむし歯になりやすくなります。歯並びに影響が出ることもあります。
さらに、乳歯のむし歯が進行し歯の根っこに炎症が起こると、
その下にあるこれから生えてくる永久歯が変色して生えてきたり、形成不全を起こしてしまうこともあるのです。
・そもそも赤ちゃんがむし歯になる原因は?
むし歯は、ミュータンス菌(むし歯菌)によって起こります。
しかし、うまれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌は存在しません。
では、どこからむし歯菌がやってくるのかというと、
周りにいる大人のお口から唾液を介して感染するということがわかっています。
大人が口にしているスプーンや箸を共有することや、お口にキスをする、
フーフー息をかけて冷ました食事を与えるなどの行為で、むし歯菌が感染してしまいます。
・赤ちゃんのむし歯を予防するためのポイントは?
まずは、赤ちゃんが生まれてくる前に、ご両親や同居する家族はむし歯治療などの口腔ケアを行い、
お口の中の菌を減らしておくことが大切です。
また、唾液を介してむし歯菌が感染するのを防ぐため、お口にキスや食具の共有、
熱い食べ物(特に離乳食など)を冷ますためにフーフーと息をかけて与えることはやめましょう。
1歳以降は、おやつに砂糖を多く含むものを食べる機会もだんだんと増えてくると思います。
おやつは時間を決めて食べるようにし、ダラダラ食いをしないようにしましょう。
また、お子様自身で歯を磨く習慣をつけることはとても大切なことですが、
小さいうちは自分自身でしっかりと磨くことは難しいため、仕上げ磨きをすることはとても重要です。
うがいができるようになったら、むし歯予防に効果的なフッ素配合の歯みがき剤を使用しましょう。
・歯医者さんに行って確実にむし歯の予防を
お子様の歯が生え始めたら、歯医者さんデビューをおすすめします。
まずは歯医者さんに慣れることから始め、歯医者さんは怖い所ではなく“楽しいところ”だと印象づけましょう。
3歳ごろになったら歯科医と家庭とで確実にむし歯を予防しましょう。
歯科医院では、次のようなことを行います。
・フッ素塗布
フッ素には、歯の質を強くする効果やむし歯菌の働きをを抑制する作用があります。
・シーラント
むし歯の予防処置です。むし歯になりやすい奥歯の溝の部分をあらかじめ埋めて、
汚れがたまらないようにすることで、むし歯を予防します。
・クリーニング
通常の歯磨きでは除去できない汚れを専門の器具を使って取り除きます。
・ブラッシング指導
1人1人違うお口の状態に合わせたブラッシング方法のアドバイスや仕上げ磨きのコツをお伝えします。
当院は、お母さんと子供が笑顔になれる歯科医院を目指しております。
お子様の治療や予防、お口のこと、ぜひご相談ください。
当院の小児歯科について、詳しくはこちらをご覧ください。
すが歯科・矯正歯科|小児歯科専門サイト (suga-dent.com)
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