2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
コロナ禍で、私たちのお口の中の環境が悪化してきていると言われています。
人と会話することが減っていることや、
マスクの息苦しさでお口呼吸が増えることで唾液量が減少しています。
唾液にはお口の中をきれいにするなど様々な役割があるため、唾液量の減少は口内環境の悪化につながります。
唾液には、日本人の8割がかかっていると言われている歯周病を予防する効果や、
口臭予防・虫歯予防の効果があります。
唾液がたくさん出れば、お口の中の善玉菌(乳酸菌)が増え、
悪玉菌(歯周病菌・虫歯菌)を減らし、口内環境を改善してくれるのです。
そこでおすすめなのが、“殺菌ベロ回し”*という、歯科医 坂本紗有見先生の考案された舌の体操です。
舌を回す体操は、唾液腺を刺激することで唾液が増加しますし、
マスク生活や会話の減少などで衰えた舌の筋肉・お口周りの筋肉を鍛えることができます。
やり方は、とっても簡単。
お口を閉じた状態で、舌で上から下に歯ぐきを円を描くようになぞります。
歯ぐきの表側、裏側両方で行って下さい。
1分程度行うのが理想的ですが、最初はつかれるかもしれません。
しんどい人は無理をせず、はじめは10回まわすところから始めて、
少しずつ回数を増やしていってみても良いでしょう。
舌を回すことで、唾液量が増加し、歯周病予防・虫歯予防・口臭予防ができるのはもちろん、
美容効果も期待できます。お口の周りの筋肉を使うことで、お顔のたるみやほうれい線の改善、
小顔効果等も期待できるのです。
唾液量を増やし、口内環境を整え、歯周病を予防することは、全身の健康をまもることにもつながります。
歯周病は、近年の研究で、様々な全身の病気と関係していることがわかってきています。
認知症・糖尿病・脳梗塞・動脈硬化・骨粗しょう症・誤嚥性肺炎などです。
これらは、歯周病菌や歯周病菌が出す毒素が全身に回ることで疾患のリスク増加や、
症状の悪化につながる言われています。
家事をしながら、テレビを見ながらでも簡単にできて、
口内環境を改善するだけでなくたくさんの良い効果が期待できるエクササイズ、ぜひやってみてください。
*歯周病、口臭、虫歯を防ぐ1分間「殺菌ベロ回し」 坂本紗有見著(アスコム社)
医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科
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