舌が痛い!女性に多い”バーニングマウス症候群”

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今、コロナ禍で舌の痛みを訴える人が増えてきています。

原因不明の舌の痛みやしびれ、ヒリヒリするなどといった症状の原因は“バーニングマウス症候群”かもしれません。

 

〇バーニングマウス症候群ってなに?

バーニングマウス症候群は、舌がやけどのように熱い・ヒリヒリする、

慢性的に痛い・しびれる・味覚障害といった症状が現れますが、見た目には異常は現れないのが特徴です。

女性に多く、痛みの程度は様々ですが、痛みで眠れない・仕事が手につかないなど

日常生活に影響が出てしまうほどに痛みが強く出る場合もあります。

 

〇原因は?

バーニングマウス症候群の原因は大きく分けて2つあると言われており、

1つはストレス等から引き起こされるもの、もう1つは口腔カンジダ・ドライマウス(唾液が減りお口の中が乾燥してしまう状態)

といった病気の症状によって引き起こされるものです。

そして、バーニングマウス症候群の予防には、唾液を増やすことが良いと言われています。

 

コロナが流行して以降、人と会うことが減ったことによる会話の減少や、

おうち時間の増加による長時間のスマホなどで、お口を動かす機会が減ってきています。

お口を動かす機会が減ってしまうと、唾液の減少につながります。

 

唾液には、大切な役割があり、①汚れを洗い流す自浄作用、②お口の中を中性に保とうとする緩衝作用、

③虫歯になりかけている歯を修復する再石灰化作用、④抗菌作用、⑤消化作用、⑥お口の中を保湿することによって

お口の中の粘膜が乾燥してしまうのを防ぎ、炎症が起きたりしないようにお口の中を保護する役割、などがあります。

 

唾液が減少すると、お口の中は保護されずに傷つきやすく痛みが出やすい状態になり、

また抗菌作用が得られないことで菌が繁殖しやすい状態にもなります。これらが症状を悪化させると考えられています。

 

〇唾液を増やすためにできること

唾液が減少すると、虫歯や歯周病になりやすくなる、口の中がねばつく、口臭がきつくなる、

食べ物を噛んだり飲んだりしにくくなる、といった悪影響も出てきます。

 

食生活を工夫する・たくさんお話する・鼻呼吸をする・こまめに水分を取ることで

唾液の分泌を促していくことができます。

 

唾液を増やすためには、普段からよく噛んで食べることが1番です。1食の食事の中で1品

は歯ごたえのあるメニューを加えると良いでしょう。そして、朝ご飯を食べることは1日の唾液分泌のリズムを

整えるうえで非常に重要です。朝食は抜かないようにしましょう。

 

また、唾液の分泌をサポートする食品、レモンや梅干し、昆布、納豆、ガムなどを取り入れるのもおすすめです。

 

医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科

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