2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
歯が痛い…けど、命にかかわるようなことじゃないし、大丈夫だろう。
と、治療を後回しにしてしまうような経験、ありませんか?
その症状、放置していると歯を失うなど、取り返しのつかないことになるかもしれません。
歯を失う原因としてよく知られている、歯周病。
歯周病は30歳以上の約8割の人がかかっているとされ、
歯周病治療で歯科医院に通院している方も少なくありません。
歯周病には、大きく分けて「歯肉炎」と「歯周炎」があります。2つのうち、怖いのは歯周炎で、
炎症が歯周組織にまで広がり、歯を支えている骨を溶かしてしまいます。
歯周病の初期段階である歯肉炎では歯ぐきに軽い炎症が起きている状態で、
正しいブラッシングを行うことで改善が見込めます。歯周病の原因はプラーク(細菌の塊)なので、
プラークを取り除くブラッシングがとても重要なのです。
歯周病を治すためには、自分自身で主体的に取り組むことがとても重要です。
まずは、プラークを取り除くことが大切であることをしっかりと理解する。
そして、自分に合ったブラッシングを行うために歯科医・歯科衛生士による指導を受けることも大切です。
ブラッシングは歯並びなど個人差があるので、プラークのつき方によって、
的確な歯ブラシの当て方などを学びます。正しいブラッシングを毎日行うことで症状が改善していくのです。
正しいブラッシングを行うことで、重度の歯周病で食事も難しいような状態から、
歯周病が治り普通の食事を食べられるほどに良くなったというケースもあります。
もう一つ、自分自身で主体的に取り組まなければ治らないのが、噛みしめや歯ぎしりです。
これらは、歯の激しい痛みを起こしたり、
ひどいときには歯の根っこが割れてしまう歯根破折を起こしてしまいます。
歯根破折は抜歯になる場合もあるので注意が必要です。
通常、食事時と会話時と物を飲み込む時以外は上の歯と下の歯は離れています。
しかし、最近では、歯牙接触癖といって、
無意識のうちに上の歯と下の歯をくっつけた状態になっている人が多く、
この癖が歯ぎしりや噛みしめを誘発していると言われています。
緊張している時や集中している時におこりやすく、
ケータイやパソコンで集中して作業している時や、料理をする人であれば調理時おきることもあります。
この癖を改善するためには、自分で上の歯と下の歯がくっついていないかを常に気にかけ、
接触していることに気づいた時には歯を離すことを習慣化していく必要があります。
噛みしめに対してマウスピースを装着するという治療法もありますが、あくまで対症療法となり、
歯を守ることにはなりますが、歯牙接触癖を治すためには自身の日ごろの心がけが何より大切なのです。
このように、症状を改善するためには、
きちんと通院することに加えて自分自身でも主体的に治療に取り組むことがとても大切です。
一度抜けてしまった歯は元には戻らないので、今ある歯を大切に守っていきましょう。
医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科
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