2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
夏になり気温が上がってくると、子供たちが運動をしている時や、
遊んで沢山汗をかいた時に経口補水液やスポーツドリンク等のイオン飲料を飲む機会が多くなると思います。
普段は甘いものをひかえ、歯磨きにも気をつけているお子さまでも、運動中、熱中症予防のため、
体のために飲んだイオン飲料が原因でむし歯になってしまうことがあります。
イオン飲料には体に良いイメージがある方も多いと思いますが、中でもスポーツドリンクにはしっかり
糖分が含まれていることを忘れてはいけません。塩分も含まれているため、甘さをあまり感じないので
意外に思うかもしれませんが、500mlのスポーツドリンクには、約30g(なんとスティックシュガー11本分!)の
砂糖が含まれています。さらに水素イオン指数(pH)は低く、歯のエナメル質が溶けやすいので、虫歯になりやすいのです。
一般的に、イオン飲料は下痢嘔吐がひどい時や軽い脱水症状時に使用されます。
通常の食事をとれている状態でイオン飲料を飲むと、特に乳幼児は電解質が多くなりすぎ、
かえって喉が渇き、必要以上に飲んでしまうこともあります。
イオン飲料が原因の虫歯は、ジュースや炭酸飲料によるものと同様、通常は虫歯になりにくい前歯にもできます。
寝る直前や夜中に水分補給のために水の代わりに飲むのは控えましょう。また、スポーツ中に飲んでいて、
スポーツ後もダラダラと長時間飲むことは避けましょう。そして、飲んだ際にはしっかり歯を磨く、もしくはお茶や
水を飲んで口腔内に糖分が残らない環境にしましょう。
スポーツドリンクは必要な時(汗をたくさんかくスポーツ中など)以外は飲まないようにし、
幼少期から水の代わりに飲むことが習慣化しないように注意しましょう。
大きくなってくると、親の目が届かない所で飲み物を買うことも多くなります。
小さい時から、糖分を多く含む甘い飲み物は避け、水やお茶で水分補給をする習慣をつけることが大切です。
医療法人 すが歯科クリニック
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