2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの？
CAD/CAM冠（きゃどきゃむかん）という言葉を聞いたことはありますか？
むし歯などの治療の結果、いざ被せ物をするときに今までの保険診療であれば「銀歯（金属）」が主でした。
しかし、近年、白い被せ物としてCAD/CAM冠が一部の歯で保険適用になりました。
使用できる適用範囲が徐々に広がっていき、昨年には前から７番目以外の歯を除く歯が保険適用になりました。
銀歯を使用しないメリットは見た目が良くなるということはもちろんですが、それ以外にもあります。
銀歯は銀と名がついておりますがそれ以外の金属も含まれています。その中に含まれるパラジウムという金属は
アレルギー起因物質として欧米などの先進国では使用しない方針になっています。
金属アレルギーは口腔内だけでなく、手や足にも湿疹等が出ることもあります。
メタルフリーをしていくことは金属アレルギーの対策にも繋がります。
ただ、全ての歯に適しているかというと難しい問題があり、セラミックなどの材料に比べ強度が弱く、
力が強くかかる大臼歯では壊れる可能性が高い点です。
材質の強度を上げるために土台となる元の歯の削る量も多くなってしまいます。
また、CAD/CAM冠は自費治療に比べて保険が適用されるの費用は抑えられますが、銀歯に比べると費用は上がります。
CAD/CAM冠のメリットとデメリットを考え、歯科医師と相談していただけたらと思います。
医療法人 すが歯科クリニック
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