むし歯菌が脳卒中のリスクを高める

むし歯の原因菌であるミュータンス菌の一種が、脳卒中のリスクを高めると国立循環器センターの研究グループが発表しました。

ミュータンス菌の一種である「cnm陽性ミュータンス菌」は脳の血管内に結合しやすいという特性に着目して、国立循環器センターの脳卒中で入院患者の方111名が調査されました。

口の中にcnm陽性ミュータンス菌を保有していた21名は、保有していない90名に比べて、治療後も微小な脳出血が4.7倍多く発生したとのことです。

微小の脳出血は、認知症、脳梗塞、脳内出血のリスクが高くなります。このcnm陽性ミュータンス菌は5人に1人が保有していると言われています。歯磨きなど口の中で出血すると、血管を通り脳内に運ばれ、血小板による血液凝固の働きが抑制されることで、脳出血につながるという流れです。

発表によると歯磨きで出血をすると血管を通って脳内に到達するということですので、普段の歯磨きで出血がある方は治療に来ていただくことで、リスク軽減になります。

そして、口の中のミュータンス菌を増殖させないために日頃の歯磨きをしっかりと行うことが大切です。特に夜の歯磨きは忘れないようにしましょう。

 

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