2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
口臭は人のは気になっても、自分はなかなか気付かないものですよね。口臭にも種類があって、一時的なもの、生理的なもの、そして病的なものがあります。
一時的なものは、匂いが強いものを食べてそれが口から臭うものが代表としてあります。餃子などのニンニクやニラを使用した食べ物やお酒などが挙げられます。
生理的なものは、朝、起きた時に少々口が臭う場合です。寝ている間は唾液の分泌量が低下するので、細菌が増えやすくなるために起こります。
病的なものは、胃や腸が不良だと口臭がキツくなると言われていますが、割合としては多くはありません。もちろんその場合も原因となることもあります。ただ、それほど口臭に影響を与える時は、その病気の症状も重篤である場合があります。ほとんどの原因は歯周病など口の中である場合が多いです。
歯周病菌は粘膜や老廃物を好むので、歯や歯茎の溝であったり、老廃物がたまりやすい舌にも住み着きます。それらの場所で歯周病菌は臭いを発するガスを産生します。また、口の中を守っている唾液の分泌が低下すると口臭の原因にもなります。
健康な口の中には歯周病菌が多く存在するすみか(歯周ポケット)はあまりありません。歯周病菌自体あまりいないので、普段の食事である程度食事と一緒に胃に流されていきます。その後、歯磨きをしっかりとすることで、口の中の細菌数が大きく減少するので、それほどガスも産生されないのであまり感じない程度の口臭を保つことができます。
しかし、歯周病の口には歯周病菌などが存在するすみかがあります。食事をするとある程度は胃に流れ、その後歯磨きをすると細菌の数は減少しますが、細菌のすみかがあるとそこで繁殖するため、すぐに量は増えてしまいます。舌にも繁殖すると舌苔(舌が白くなる)となり、同じように口臭の原因にもなりますが、根本的な治療をしないといつまでもガスは産生され続けます。
ガムなどで臭いをカモフラージュする場合も同じで、あくまでも対処療法ですので解決にはなりません。口臭をごまかすためにガムを噛み続けるなら原因の解決をしたほうがいいでしょう。
ストレスや疲れは細菌と戦う免疫機能を低下させるので、口臭のリスクになります。また、タバコもそれ自体が口の中の臭いの原因となり、そして免疫能も低下させますので気をつけましょう。
気になる口臭を改善するには、歯周病の治療をしっかりと行い、定期的に歯科に通い清潔を保つことが必要です。
少しでも気になられた方は一度歯科に行ってみましょう。
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