2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
お子さんを育てていると元気でたくさん遊んでほしいと望む一方で、ケガをする心配もあると思います。特に、頭を打ったり、歯を打ったなんてことも多々あるかと思います。もし、転んだりして歯をぶつけたらどうすればいいでしょうか?
歯のケガで原因となるのは、第一位が「転倒」、第二位が「衝突」、第三位が「転落」といったデータがあります。また、ケガをする場所で最も多い場所は上あごの前歯となっています。
そして、お子さんが歯をぶつけた場合、歯が欠けたり、血が出ていたり、最悪の場合抜けたり折れたりすると歯科に受診されると思います。しかし、ぶつけたけど、その時だけ痛がって、歯や周辺に変化がないと歯科につれていくか迷われる場合があると思います。ただ、こういった場合でも一度歯科で検査を受けてもらえればと思います。受傷直後だと歯に変化がなく必要性が感じられないかもしれませんが、時間が立つと歯の変色が起こってきたりすることがあります。その際、検査を行ったり少し経過観察することもありますが、ひとまず状態を診せてもらうことで、今後起こりうる歯のトラブルに対し、いろいろな手を打つことが出来ます。
・歯の根っこが壊れる
進行していくと最悪歯が抜けてしまいます。主に受傷後1~6ヶ月以内に観察することができ、神経を取るなどの治療をすることで歯が抜けるのを防ぎます。
・歯の根っこが割れる
受傷直後での検査では見えなかった僅かな亀裂が、時間が立つことでわかることがあります。その時間は2週間以上経過してからの場合もあります。
・歯が変色する
ぶつけた歯の中で内出血を起こし、黒色や茶色に変色します。しばらく様子観察をしていると、色が引く場合もあります。しかし、自然に色が改善しない場合は神経を取る治療などを行います。
・永久歯にも影響が
乳歯をぶつけた時に一番(50~60%)多く受ける影響は歯の表面にできる斑点状の白濁です。この変色が永久歯にどれぐらいの影響を与えるかは一概に言えませんが、目立たないものもあれば、治療が必要な場合もあります。
お子さんを見ている時に転倒、衝突、転落があれば歯科につれていくか迷われるかもしれませんが、保育園や幼稚園、小学校といった保護者の方が見ていない時にも、転倒などで受傷している可能性があります。それをいち早く発見するためにも日々の歯磨きの時に確認をしたり、また定期的に歯科医院へ通っていただくと早期発見の可能性が上がりますので、今まで通われていなかった方はこの機会に通われてはいかがでしょうか。
医療法人 すが歯科クリニック
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