2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
お子様の歯磨きについて、成長の流れに合わせてポイントをご紹介します。
・赤ちゃんの歯磨きはいつからはじめたらいい?
赤ちゃんの歯磨きは、舌の前歯(最初の歯)が生えてきた頃からスタートしましょう。
まずはガーゼで赤ちゃんの歯をやさしくぬぐうことから始めます。
ガーゼを指に巻き、ぬるま湯を含ませ、歯をやさしくぬぐいます。
お口の中に物が入ってくることに慣れていないので、嫌がるかもしれません。
嫌がる場合は無理に行わなくても大丈夫です。
この時期は、機嫌のよい時に行い、まずは慣れること、歯磨きを嫌いにならないことが大切です。
上の前歯が生えてきたら、歯ブラシを使って磨いてみましょう。
子どもがゴロンと寝ころんで、お母さんの膝の上に頭をのせる体勢でやさしく仕上げ磨きをしましょう。
上唇の裏側の中央にある上唇小帯という、上唇と歯ぐきをつないでいるスジに歯ブラシが当たると痛いので、
ひとさし指でガードしながら磨いてあげると良いでしょう。
歯ブラシは、鉛筆のように持ち、毛先を歯に対して垂直に当て、軽い力で小刻みに動かして磨きます。
反対側の手は子供の顎を手で支えてあげましょう。
特に前歯はむし歯になりやすいので、しっかりと磨くようにしてください。
仕上げ磨きを嫌がる場合は、お母さんが歌を歌ったり、数を数えたりするのがおすすめです。
3歳頃には、幼児用の歯ブラシを使い、自分で歯を磨く練習を始めましょう。
全体を磨くことができたらたくさん褒めてあげてください。
しかし、まだまだ自分で磨くことは難しいので、汚れを落とすのは大人がメインとなって磨いてあげてください。
2~3歳頃は、奥歯の溝の部分に汚れがたまりやすいので仕上げ磨きは念入りに行いましょう。
・歯が生え変わる頃の歯磨きのポイント
6歳頃になると、永久歯が生え始めます。永久歯への生え変わりは13歳頃まで続きますが、
歯が生え変わる時期は乳歯と永久歯が混在するため歯磨きは難しくなります。
生え始めの永久歯は酸に弱いため、むし歯になりやすいのでより丁寧に磨くことが大切です。
また、生えたての永久歯は乳歯よりも背が低くデコボコと段差ができて磨きにくいため、
歯ブラシを縦に動かすなどしてしっかり磨きましょう。乳歯の奥歯よりもさらに奥から生えてくる6歳臼歯と呼ばれる歯は、
奥に生えていることから汚れが付きやすくむし歯になりやすいので特に注意が必要です。
6歳臼歯を磨く時は口の横方向から歯ブラシを入れると磨きやすくなります。
歯と歯の間の汚れを落とすため、デンタルフロスを使用しましょう。
はじめは自分で使うのは難しいと思いますので、保護者の方が手伝って行いましょう。
・仕上げ磨きはいつまで続ける?
仕上げ磨きは9歳頃まで続けましょう。だんだん自分で磨けるようになってきていても、
完全にきれいにすることは難しい為、大人のチェックは必要です。
幼児期のように仕上げ磨きがメインで全体を磨きなおすのではなく、磨きにくい所をポイントで磨いてあげましょう。
・中高生のお口のケアのポイント
12~13歳頃になると永久歯がすべて生え揃い、これから一生使っていく歯を大切に守っていくことになります。
この時期には、予防意識を高め、自分自身でお口の健康を守っていくという意識を持つことが大切です。
親の管理から離れ、自分自身でお口のケアを行っていくようになる中高生の時期は、学校帰りに飲食をしたり、
塾や部活で疲れ切って歯磨きをせずに寝てしまったり、受験勉強の際に夜食を食べてそのまま寝てしまったり、
食生活や生活習慣が不規則になりがちなため、ケアがおろそかになりがちで、むし歯と歯周病のリスクが上がります。
これまでの歯磨きの習慣が途絶えてしまわないようにすることがとても大切です。
特にむし歯になりやすい箇所は、歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目・奥歯の噛み合わせ面の溝です。
注意して磨きましょう。歯と歯の間は歯ブラシが届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシも使用しましょう。
思春期には、ホルモンバランスが変化することにより、歯茎に炎症が起こりやすくなります。
歯磨きの際には、歯茎を観察し、赤くなっていないか・ぶよぶよしていないか・痛みはないか確認し、症状がある場合は早めに受診しましょう。
医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科
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