2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
親知らずって抜いたほうがいいの?なんで抜かなければいけないの?と疑問に思っている方は多いと思います。
今回は親知らずについてご紹介します。
・親知らずってなに?
親知らずとは、歯列の一番奥(前歯から数えて8番目)に生えてくる歯です。
正式には、第三大臼歯や智歯(ちし)と言います。多くは10代後半から、20台前半に生えてきます。
上下で4本存在するのですが、生えてくる本数は人によって異なります。
4本とも生えてくる人もいれば、先天的に存在せず、1本も生えてこない人もいます。
歯肉の中に埋まっているケースも珍しくありません。
そんな親知らずは、口腔内に様々な悪影響を及ぼすことが多いため、抜歯適応されるケースが多いです。
・親知らずは、抜いたほうがいい?抜かなくてもいい?
全ての親知らずが抜歯適応となるわけではありません。
親知らずの生えている状態や症状などによって抜いたほうがいい場合と、そうでない場合があります。
【親知らずを抜かなくてもよい症例】
1.まっすぐきれいに生えている
2.半分埋まっていても周りの歯に悪影響を及ぼしていない
3.完全に歯肉の中に埋まっている
4.矯正治療や移植歯として活用できる
5.ブリッジの支台歯として活用できる
6.清掃性がよく、歯磨きしやすい
【親知らずを抜いた方がよい症例】
1.親知らずが虫歯になっている
2.隣の歯を圧迫している
3.歯並びを悪くする恐れがある
4.清掃性が悪く、むし歯や歯周病のリスクが高い
上記のように、痛みや腫れ、周囲の歯への悪影響が現れている親知らずがあてはまります。
・親知らずを抜いたほうがよい理由
親知らずは、斜めや水平に生えていることによって、周囲の組織に悪影響を及ぼしがちです。
親知らずの周囲は、歯ブラシが届きにくく磨くのが難しいため、汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病になりやすいです。
親知らずが虫歯になれば、隣の歯にも感染が広がります。
生え方によっては、隣の歯を圧迫し、歯根を吸収させることもあります。
その結果、歯列全体を乱すことにもつながるのです。
それだけに、抜歯が適応されるケースが多くなっています。
・親知らずが原因の歯周病で、歯を失うことも
歯周病は、歯を失う原因第一位です。
歯周病は、段階的に悪化していきます。まず歯肉の炎症が起こり(歯肉炎)、
さらに歯肉から周囲の組織にも炎症が広がると歯周炎になります。
歯周炎になると、骨吸収(歯を支える骨が溶けてしまう)がおこり、最終的には歯が抜けてしまう、
または治療のために抜歯せざるおえない状態になってしまいます。
特に、親知らずが斜めに生えている場合は、親知らずと歯ぐき・親知らずと隣の歯の間にすき間ができてしまい、
汚れがたまりやすく、歯肉の炎症を起こしやすい状況になります。
親知らずが原因で奥歯が歯周病になり、進行してしまうと奥歯を失うことにもなりかねないのです。
・悪影響が出る前に受診を
親知らずにすでに痛みや腫れがある方は早めに受診しましょう。
放置していると、悪化して周囲の歯にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
今は何の症状もない、という方も一度は親知らずの状態についてチェックを受けておくことをおすすめします。
親知らずのこと、お口のこと、お気軽にご相談ください。
医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科
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