2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
歯周病菌と脳梗塞、心筋梗塞、あまり関係なさそうに思えますよね。でも、体の中を調べていくと関係があるといわれています。
そもそも、脳梗塞や心筋梗塞が発生する原因は、脳や心臓の血管が細くなった部位に、血液内のかさぶたのような塊がその部分にたどり着き血栓になると起こります。
血管の通り道が細くなる原因や血流に乗ってくる塊の原因となる主なものとして動脈硬化があります。
動脈硬化が発生する原因としては、コレストロールの蓄積や脂肪分の沈着などで起こります。このようなかたまりをを粥腫もしくはアテロームプラークと呼びます。この粥腫が血管内でたまると血管内が細くなり、血流が阻害されます。また、この粥腫は破れることがあり、その塊が血流に流れることがあります。その結果、先程言ったような事が心臓で起これば心筋梗塞、脳で起これば脳梗塞となります。
では、歯周病菌と脳梗塞や心筋梗塞はどのような関係があるのでしょうか?
口腔内で症状が悪化した歯周病になると、炎症部位の歯ぐきから歯周病菌が血流に乗って体内に入り込み、その後、血管の内壁に集まります。しかし、そのような菌が集まっていると、体内では異常事態なので、体の免疫反応として白血球が集まってきて、歯周病菌を食べてやっつけます。その食べられた残骸が、その場に残り、動脈硬化で説明した粥腫のような状態となります。これが繰り返し発生すると、血管が細くなってきたり、血流内に塊が流れるようになり、最終的にはコレステロールなどが主因となる動脈硬化と同じような状態となります。
動脈硬化を起こした血管を調べると、歯周病菌の遺伝子が検出されるなどの報告があり、実際に因果関係があると考えられています。
歯周病にかかっている人は7~8割と言われています。適切なケアをしないでいると、全身にも影響を及ぼすことになります。
今からでも、歯医者に普段行かれていない方は適切なケアの方法の習得や治療に足を運ばれてはどうでしょうか?
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