2024/09/26
子どもにマウスピース矯正をすすめる理由
皆さんこんにちは。大阪府門真市京阪沿線西三荘駅から徒歩2分、門真市にある歯医者、すが歯科矯正歯科 門真守口院 大人こどもクリニックです。
今回は子どもの矯正治療の意味についてお話ししたいと思います。矯正治療と聞くと、歯並びの改善を真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、実は小児矯正にはそれだけではない重要な意味があります。この記事では子どもの矯正を早くから行う理由や、将来に与える影響について、歯科医師の視点から解説します。
~小児矯正の目的は歯並びの改善だけではない~
小児矯正の目的は、歯並びの改善だけではありません。もちろん、インビザラインファーストやマイオブレースなどのマウスピース矯正装置を用い、きれいな歯並びにすることは一つの目標ではあります。しかし、小児矯正の本当の目的はそれだけではありません。
実際には正しい咬み合わせを実現し、健全な口腔機能を確保することが目指すべき目的です。歯並びが乱れていると、噛み合わせの不良や顎の成長、将来のお顔だちに影響を及ぼす可能性があります。小児期に矯正治療を行うことで、将来の歯と口腔の健康を維持するためだけでなく、見た目や全身の健康の基盤を作ることができます。
【将来の学力や運動神経への影響】
小児矯正を行わないと嚙み合わせ不良になってしまうことがあります。嚙み合わせ不良とは例えば、一般的に八重歯や出っ歯などのことを指します。お子さまの歯のかみ合わせが悪い状態になると咀嚼機能の低下などを引き起こす可能性があります。人間の歯はすべてに役割があり、例えば前歯は切歯といって、食べ物を切る役割が存在し、奥歯は臼歯とも言い、食べ物をすりつぶす役割が存在します。嚙み合わせが悪い状態になると歯が決められた役割を全うできず、咀嚼機能の低下につながる恐れがあります。
さらには、咀嚼機能の低下により、学力や運動神経への影響が出ることもあります。
そもそも人間は脳と近い口で咀嚼することにより脳細胞へ刺激が届き、脳が活性化されます。咀嚼機能が低下すると本来届くはずだった脳への刺激も少なくなり、脳が活性化されにくくなり、将来的な学力や運動神経にも影響が出ることがあります。
【将来のお顔立ちへの影響】
歯並びが悪いと将来的にお顔立ちにも影響が出てしまうことをご存知でしょうか。正しい咬み合わせは顔のバランスを保ち、美しいお顔立ちを形成する一つの要因となります。例えば、上顎前突と呼ばれる、出っ歯の状態では将来的にお顔立ちが前に突きだすような状態になり、逆に反対咬合と呼ばれる、受け口の状態では将来的にお顔立ちが下がる傾向にあります。小児期に矯正治療を行うことで、お顔立ちの発育にもプラスの影響を与えることができます。
【将来の健康に与える影響】
小児矯正を早くから行うことで、将来の健康にも大きな影響を与えることができます。歯並びの悪さは、将来的に大きな疾患を引き起こす可能性があります。
歯並びが悪いとブラッシングが十分に行えず、将来的なむし歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、歯周病は悪化すると心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があります。
小児期に適切な矯正治療を受けることで、これらの将来的な全身疾患を未然に防ぐことができます。
【成長に合わせた効果的な治療】
小児矯正は、子どもの成長に合わせた効果的な治療方法です。子どもは成長期にあり、顎の骨も成長しています。そのため、小児期に矯正治療を行うことで、歯の傾きを容易に改善させたり、顎の成長方向を誘導することができます。一方、成長が進んでからの矯正治療はより複雑で時間と費用がかかる場合があります。早期に治療を行っておくことで、治療期間や負担を軽減することができます。
まとめ
子どもの矯正治療には、歯並びの改善だけではない重要な意味があります。正しい咬み合わせや健全な口腔機能を確保するために、小児期からの矯正治療が必要です。また、歯並びの改善は顔貌にも影響を与え、将来の健康にも大きな影響を与えることがあります。小児矯正は成長期に効果的な治療方法であり、早期に治療を行うことで効果的に問題を解決することができます。お子さまの歯並びや口腔の健康にお悩みの方、お子さまの将来についてお悩みの方はぜひ歯科医師に相談することをお勧めいたします。
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