2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
フッ素は歯にとって多くの効果を与えてくれます。
歯磨き剤の中にフッ素が配合されているものであれば、普段の歯磨きでよりむし歯の予防をすることが出来ます。
フッ素配合の歯磨き剤を使用する方が多くなってきたこともあり、一人あたりのむし歯の本数も大きく減少してきました。
また、従来の歯磨き剤のフッ素濃度は1000ppm以下と定められていましたが、2017年3月に国際基準に合わせたより効果の高い1500ppm配合が認められました。
そのため、現在では高濃度フッ素配合といわれている歯磨き剤の多くは1450ppm濃度のフッ素が配合されています。
先程、1500ppm配合が認められたとなっているのに、なぜ1450ppmなのかといいますと製品の製造時に誤差が発生した際に、1500ppmを万が一にも超えないために上限値よりも低く設定しているためです。
・フッ素には抗菌作用があるので、虫歯菌の活動を抑制してくれます。
・食事などで溶けた歯の成分が取り込みされやすくなり、歯の修復スピードが上がり、修復量も多くなります。
・フッ素と一緒に修復された歯は、以前の歯よりも強固になり虫歯になりにくい強い歯になります。
これらの効果を十分に発揮するためには適切な濃度のフッ素を使用し、長く口の中で保つ必要性があります。
1.就寝時は唾液の量が減少するので、就寝前に使用すると口の中にフッ素が留まりやすいので、効果が上がります。
2.歯は毎日の食事などで溶けて、修復してを繰り返しているのでフッ素も毎日使用することが重要です。
3.歯磨き後の水は少なく、すすぎもできるなら1回にするのが望ましいです。高濃度フッ素の歯磨き剤を使用しても、すすぎ過ぎてしまうと十分な効果を得ることが出来ないので注意が必要です。
4.適切な使用量を心がけて下さい。(1450ppm配合の歯磨き粉の場合は、15歳以上の方は2cm程度、6歳以上15歳未満の方は1cm程度、また6歳未満のお子さんには使用を控えていただくとなっています。)
歯は毎日溶けて、そして修復するというのを繰り返しています。溶けるスピードに比べ、修復するスピードが追いつかなくなってくるとむし歯が出来てきます。
毎日の歯磨き、そしてフッ素のような歯の虫歯予防の手助けとなるものを併せて使って、大事な歯と長く付き合っていきましょう。
医療法人 すが歯科クリニック
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