2024/10/07
歯ぎしりって問題ないの?
2018年に新しく病気として分類され、公的医療保険での治療が認められるようになった、
“口腔機能発達不全症”をご存じですか?
聞きなれない言葉で、聞いたことが無いという方も多いかもしれませんが、
ぜひ知っておいてもらいたい病気です。
口腔機能発達不全症とは、15歳未満の子供において
口腔機能(噛む・舌を動かす運動を含む、食べる・離す・呼吸する等のお口周りに関する基本的な機能)が
十分に発達しておらず、正常ではない状態のことを言います。
近年では、多くの子供がお口に何らかの問題を持っていると言われていますが、
本人や保護者も気が付いていないことも多い傾向があります。
お子様に以下のような様子はありませんか?
・気が付いたらお口がポカンと開いている
・鼻づまりはないのにいびきをかく
・やわらかい食べ物ばかりを好む
・滑舌が良くない
・左右どちらか片方ばかりで噛んでいる
・口呼吸をしている
・食事の時にほとんど噛んでいない
・食事の時にずっと噛んでいてなかなか飲み込まない
・歯並びが悪い
・指しゃぶりや爪噛み、飲み込む時に舌を出すなどの癖がある
これらに当てはまる場合は、お口をうまく使えていない可能性があります。
口腔機能発達不全症は、早めに気づいて改善していくことが必要です。
口呼吸をしているとむし歯や歯周病、歯並びの悪化を引き起こすだけでなく、
鼻炎や副鼻腔炎などの鼻疾患になったり、うまく噛めない・飲み込めないことによって、肥満や痩せにもつながります。
指しゃぶり等の癖やお口ポカン・口呼吸などは歯並びとも関係しており、出っ歯などの不正咬合や滑舌の悪さ、
噛み合わせの悪さなどにもつながり、お顔の骨格にも影響します。言語や思考などの認知機能の発達にも影響が出る場合もあります。
大きくなってからも肥満や糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、誤嚥性肺炎等の原因となることもあります。
このように、お子様の健康や将来にも関わってくる問題なのです。
早めに気づいて症状に応じたトレーニングや治療を行って口腔機能を改善することで、
なんでもよく噛んで飲み込めるようになり、歯並びが良くなり、顔つきも良くなります。
口腔機能の健全な発達のためには、お口周りの筋肉を鍛える運動やよく噛んで食べる食事を積極的に取り入れることが推奨されています。
また、お口遊びは口腔機能を改善するためのトレーニングにもなります。
シャボン玉や吹き戻しは特におすすめです。
また、フーセンガムはお口をしっかり閉じる・噛む・舌でまとめる・伸ばすなどお口周りの筋肉の繊細な動きが必要なので、こちらもおすすめです。
お口の健康は体の健康にもつながっています。お子様の健康なお口を育てていくことは、将来の健康的な生活へとつながっていきます。
お口のことで気になることがございましたら、ぜひご相談ください。
医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科
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